出会いは密室で[完]
こんな人たちの目なんて...
見たくない。
廊下では相変わらず騒がしい声。
全く遠いところにいるみたいに
ここは鎮まっている。
「ゆっかちゃーん。目ぇ合わせてくれない?」
「……っ。」
「ねぇ。雰囲気でないんだけど。」
ガシッ
うっ……。
無理矢理あたしの頬を
片手でつかんで
視線を合わせようとしてくる。
「いい加減にしないと、本気で殴るよ?」
「......。」
脅しに負けたあたしは
男の子の汚れた目を見た。