出会いは密室で[完]
すると彼はニヤっと
口角をあげて、
素早くあたしの唇を奪った。
「っっ……」
ドクンドクンドクンドクン...。
いやだ。いやだ。いやだ。
やめて。有沙ちゃん助けて...。
「んんっっ!」
舌が唇を割って入ってくる。
あたしの舌を探している。
気持ち悪い。いやだ。
あごが捉えられていて身動きが取れない。
桐野くん.........
その名前を思い出すと
ふいに涙がこぼれおちた。