LOVE TASTE
力になってあげたいのに…


今すぐにでも美久の彼氏に聞きたい



そして美久を安心させてあげられたら…








「よし、あたし聞いてみる!!」






「うん!!話ならいつでも聞くからね」



そう言って雪はガッツポーズをした





「うん、またよろしく!!」








その後は学校やら家の話…雑誌の話…美久とたくさん話しをした









ー……







「雪、今日はありがとね!!」




「わたしも!!楽しかった」




「暗いけど…一人で大丈夫」




「うん、大丈夫だよ」





心配そうな美久に手を振り歩き始めた






辺りはもうすっかり暗くて電灯の明かりがキラキラと輝いている







駅のはずれまで行くと賑やかさはなくなりシーンとした中にわたしの足音だけが響く
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