切ない恋物語
「可愛いな」
慶斗が、小さな声で言った。
「惚れたか?」
慶斗は、ニヤニヤしている。
「ちげーよ」
俺は否定をした。





チャイムがなり、みんな席に着いた。俺はチラッと隣りの席を見た。すると、目が合った。




君は微笑んでくれたよね





君の笑顔が眩しかった。





「永遠、行こうぜ」
慶斗に名前を呼ばれた。
「えっ?」
「入学式だよ」
「そっか」
俺は全然話しを聞いていなかった。




廊下に並び、体育館に向かった。





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