飼わせてあげるよ【BL】


そして数日後。

あれは……暑い日の事だった。


喉が渇いただろうと、
いつも通りの容器に入れて置かれる。

それに、口を付けようとした時だった。



「待て」



「…………」



命令する方もする方だが
従う俺も俺だ。

犬か、俺は。


……犬か。




そして何をするかと思えば、
彼は自分の手を中身に浸した。


< 10 / 40 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop