飼わせてあげるよ【BL】
もしかしたら演技だったのかもしれない。
それか、本当はどっちでもよかったか。
何にせよ、
変わらないのだからどうでもいい。
「ほら、肌にくっつかなーい」
そう言ってテープを手首に巻かれながら、
俺は、似たような性質の包帯を思い出していた。
あれは結構便利で好きだ。
頭に使えるし、かぶれないし。
……そんな事を考えてる間に、
いつの間にか俺の手は頭上にあり、
シャツの前は肌蹴られていて、
そして見上げた視界には天井が映っていた