飼わせてあげるよ【BL】


着けられた首輪の金具に結ばれた紐。

ペット扱いなら何故それ用のではないのか彼に尋ねた事がある。

『こっちの方が似合うから』と、
理解しがたい答えが返ってきた。
どっちもそう変わらないだろうに。


……それで、その紐の先を持って、
自分の上に俺を乗せるのが好きらしい。

色んな意味で泣きそうな俺を
いつも楽しそうに揺さぶるのが平常運転。

そんな時に限って、何故だか彼はキスとかしてこない。

それも含めてのいつもなのだが。


俺は何故だかその唇が欲しくてたまらなくなって、
だからいつも半泣きでねだる事になる。


『キス、してください』


何故か敬語。

多分彼の趣味の所為。



……これか?


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