藍色の砂
ぶつかる視線。
伝わる体温。
初めて、村上を意識した
瞬間だった。
欲望が徐々に
駆り立てられていく。
ストンと座り込む村上に
近付いてく顔。
鼻と鼻が当たる前まできたら、
村上はそっと目を閉じた。
唇が触れるその瞬間───。
♪♪♪~♪
携帯が鳴り出した。
ボクの動きは止まって、
村上も目を開けた。
鳴り続ける着信音。
ボクは気付いていた。
どうして指定着信音を解除
しなかったのか今更後悔してる。
この着信音は、
間違いなくキミだということ。