遊び人な彼に恋しました。

諦められない-さくらSide-



「おはよ―。」


「おはよーって、あんたっ!インフルエンザ大丈夫なの!?」



「まぁね。」



苦しんでいたインフルエンザに別れを告げ、やっと学校に来ることができた。


ただの風邪かと思いきや、まさかのインフルエンザ。



時期的にも珍しいせいか、インフルエンザだと気づいたのは1日経ってからだった……



「うん。もう大丈夫。元気、元気」


そう言って瑞希に笑ってみせる。



「それはよかったねぇ―……と言いたいところだけど……」



「……へ?」


一気に声色が変わった瑞希にドキリとした。


「あんた、楢橋とどういう関係なの!?」


――ドキッ



「ど、どういう関係って生徒会長と副会…「そんなこと聞いてるんではなくて。」



――ドキドキ


「楢橋がさくらの家から朝帰りしたのを見たって言う人がいるんだけど……」


「っ……」



まさか、見られたなんてっ……



「担当直入に聞きたいんだけど。それは本当なの?嘘なの?」


――ドクッ



本当か……



嘘か………



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