恋の歌よ空に響けっ!!
「おいおいそれは酷いぞ……ってか松田!!お前寝るなっ」
松田と呼ばれたその男の子はクシャクシャと頭を撫でてアクビをした。
伏せていて気づかなかったけど超イケメンだ。
芸能人にもいそうなくらい。
「ちょっと眠くて…」
「「きゃーっ」」
松田が発言しただけで周りの女子が叫びだした。
「歩夢の人気凄いよね」
声を掛けてきたのは前の女の子。
「あたし赤井伊織。よろしくね」
「よ…よろしくっ。あたしは山崎夏南です」

初の高校友達。緊張!!

「夏南ちゃんの隣の松田歩夢ってねこの学校の理事長の孫で議員の子どもの超坊ちゃまなの」
「へー!!」
「そんでもって新入生の中でも一番イケメン&モテ男」
「え!?モテるんだあ…」
確かに顔は格好いい。でも何か違う…
てかさ、さっき注意されたよね!!
また寝てるし…坂畑先生呆れ顔だし。
ここはさあたしが起こす!!

トントン…
あたしは松田の肩を叩いた。
「…んっ」
松田は目をこすりのびをした。
可愛い……
そしてあたしをガン見。
「あのさ、一応入学式なんだし起きてようよ」
すると松田は小さい小さい声で
「うるせえよブス」

………え?
さっき可愛くて人気あった時と違うくね?
思わずキョトンとしてしまうあたし。

「夏南ちゃんどうしたの?体調でも悪い?」
伊織ちゃんは心配そうに顔を見つめてくる。
「…いや、大丈夫。」
すると松田はニヤリと笑ってまた…寝た。
こいつ、許さん。こんなのモテBoyがすることじゃない。

「んじゃ体育館行けー」
坂畑先生は教室から出た。

「夏南ちゃんー!!」
「可奈~」
「体育館行こう!!」
「うんっ」
まだ松田は寝ている。起こすしかない。
「今から入学式だよ」
松田をしきりに揺すった。
「…ふぁあぁ」
松田はあくびをしてあたしをじっと見た。
「あたし行くから」
そう言って可奈を引っ張って体育館に向かった。
「…夏南ちゃん!!いつから松田歩夢と仲良くなったの??」
目をキラキラさせながら可奈はあたしの手をつかんでいる。
「仲良くないよ…」
あたしはすべてを可奈に話した。
「へ~松田歩夢って優しい王子様かと思ってたのに意外だね」
「ほんとだよ。王子様飛び越えて王様だし」
「松田歩夢ってさ女子に優しく接する事で有名なんだけどなんで夏南ちゃんには冷たいんだろうね」
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