『また、会えるから』


君と出会って、
一年半が経った頃。




『好きです!付き合ってください!』



って、告白してくれたね。
あの時ね、本当に嬉しくて、
家で泣いたんだよ。



「………はい、私で、よければ」



私の返事を聞くと、
君はいつもより嬉しそうに笑いながら
ぎゅってしてくれたね。



もう、あの頃には戻れないんだね。



戻りたいな…。



そしたら、もしかしたら、



君は私の傍に、
ずっといてくれたかもしれないのに。



空の上からじゃなくて、
私の隣で笑っていてくれたかも
しれないのに…。
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