あなたの隣
出会い

「基本ずっと腹減ってるんじゃん?」

「だよー!」

私達は、午後ティーを片手に、喋っていた。


キーンコーンカーンコーン。

「チャイム鳴ちゃってんね」

私達は、急ぐ気もなく、ダルそうに席へ戻った、

「じゃね!美香」

「ぅん」


勇也達もゾロゾロと戻ってきた。



「はぁ-超ダル」

私は、そうつぶやいた。

なんか今日は超だるい。


もぅやってらんなぃな・・・・。



先生超遅いし・・・・・・。


隣の奴、超爆睡しちゃってるし


ガラガラ



ざわざわとした教室が、しーんとなった




そこに出てきたのは、ちょっと小太りな、いかにもって感じの
先生だった。


「おはよう!!!」


はりきりすぎの先生に、私らは、しけて目でみた


「なんだお前ら、挨拶も出来ないのか!!」


あぁ-こういうタイプの先生、超苦手

後ろを振り向くと、京介たちも、


イライラしてるようだった



「まぁ、いい。先生の名前は、北野卓三だ」



「角野卓三ぢゃねぇよ!!!!」


勇也が、先生をおちょくった


「ハハハハハ!!!!!」


みんな爆笑だ。


「うるさい!!!!!!!」





< 5 / 65 >

この作品をシェア

pagetop