アイツと私の婚約ドタバタ生活
私は首を傾けたままの真也を隅に、真也の胸元にある十字架に口づける


「なにしてんだ?」

「コレ、私から。何も用意できなかったし…。」

「だからなにが」

「結婚指輪の代わり」

いきなり持ちかけられた結婚話

そんな急なことに何か指輪の代わりになるモノが用意できるわけない

私たちはまだ結婚できる状態ではないし。結婚指輪はもう少し先


ならば、代わりに私の一番大切なものをあげよう



「これからもよろしく」


「ジャージ姿で言われてもうれしくねぇよ」

はは、確かに。ドレス脱いだし。雰囲気ぶち壊し


真也が私の頬に優しく手を掛けてくる

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