うんこたれぞうの大冒険
その日たれぞうは、ここ数カ月、仕事の忙しさに加えてハムスターの身に起きるストーカー事件や電話着信事件に振り回されて、たまりにたまった領収書と、仮払い清算のため会社に来ていた。

すでに自分が幾ら使ったかもわからないような状況だった。

領収書の計算をしていくうちに恐ろしい事が判明した。

何度計算しても仮払い合計金額よりも領収書の合計金額が130万足りないのだ・・・

たれぞうは思った

「泥棒に盗まれた・・・」と

すでに会社は辞めることになっていたが、130万はチャラには出来ない。

たれぞうは盗まれたと思っていたが、自分に隙があったのも原因があると思い130万は少しずつ返済するということで社長にも納得してもらった。

泥棒に盗まれた・・・たれぞうは「泥棒=会社の誰か」と考えていたが、まわりの考えは違っていた。

そう「泥棒=ハムスター」という説である。

確かにハムスターならば、たれぞうの財布から金を抜き取ることなど雑作もないことであろう。

しかし、これもまた証拠不十分である。

第一、被害者のたれぞうが1%もハムスターを疑っていないのでどうしようもない。

この件に関しては一番の被害者は社長ではないだろうか?

130万が早く返済されることを祈るばかりである。

つづく
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