記憶の中で…
仕方なくその場から離れ、他のところに隠れた。
「もういいかーい?」
「もういいよー。」
鬼が探し出して、皆次々見つかっていく。
「ゆきちゃんみーっけ!!」
「アハハ、みつかっちゃったあ。」
「後はなつきくんだけだねえ。どこだろう?」
その言葉にトラックの方へ目を向けた。
え…?
心臓がドクンと鳴った。
トラックが…ない。
嘘。
どこ?トラックどこ?
激しい心臓の音と共に、頭がガンガンする。
「もう、こうさーん。なつきくーん、出て来てえ。」
鬼が叫ぶけど一向に出て来ない。