ζτογу-1nd-
第1章〜プロローグ〜

告白






タンニン
「え〜今日は
これから体育祭の応援団を
男女1名づつ決めたいと思う。

誰か立候補する奴は
居ないかぁ〜?!」





朝のHRで騒ついている生徒の声を
掻き消すように担任が話し出す。





今年は学校側の都合で
5月に〔体育祭〕を
やる事になっていた。





――――…ザワザワ…





担任が
そんな事を皆に聞いたって
面倒な事を遣りたがる奴は
誰もいる訳がない。





“アイツが良いんじゃん?”



“アイツが向いてるよ☆”






なんて
押し付け合ってる始末。





決まらないで時間だけが経ち
先生が痺れを切らし





タンニン
「決まらないようなら
先生が推薦するぞ♪

前田と磯野なんてどうだ?」



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