ζτογу-1nd-

純愛






―――…コンコン…





「入りますよぉ〜♪」





――――…バサッ!





ドアの向こうから聞こえる声に
お互い顔を見合わせると
何事も無かったように
お互いから離れる。










――――…ガラガラ…





エリカ
「拓真どぅ?
築から聞いて
皆ビックリして飛んで来たよ…。」





タクシ
「心配掛けて悪い♪
でもこの通り元気です!」





皆はベッドを囲むように
パイプ椅子を置いて座る。





キズク
「本当だよな…。



“拓真が倒れてるから
すぐに来てくれ”





って急に男から電話来てさぁ〜。

何か…
ベル番の履歴見たら
一番新しいのに
俺ん所が入ってたらしくて
連絡してきたって言ってた。」





タクシ
「悪かったな…。」





キズク
「颯太も一緒だったから
良かったけど…。」





タクシ
「…颯太…
悪かったな…。

それに…この間の事も…


…………俺と陽菜…」





拓真が言い掛けると





ハヤタ
「何?2人
付き合うようになった?」





ニヤニヤしながら言う颯太サンに
戸惑いを隠せない
拓真と陽菜は顔を見合わせた。



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