ζτογу-1nd-





今まで男なんて



《sexの事しか考えていない》



ものだと思ってた…。





何人もと経験はあったけど


陽菜から《したい》
と思った事なんて
今まで1度も無くて…



いつも男が
〈したい〉からする…。





そんなもんだと思ってた…










拓真は
そんな陽菜を見て来て
気付いてたんだね…。





そして……





そんなふぅにしか
思えなくなってしまった原因が


―――…あの



【悪夢】だって事も…










――――…ポタッ…





拓真の言葉が嬉しくて
自然と涙が零れた…






タクシ
「また泣いてる…。
俺…陽菜の事
泣かせてばっかり…」





ヒナ
『…違…う………今…のは…
…嬉し…涙…』





タクシ
「なぁ〜んだ♪
じゃぁ一杯泣いて良いよ☆
その代わり…


悲し涙は
流さないよぅにしようね♪」





陽菜を抱き締めると





タクシ
「………俺…
陽菜と一緒に居れるだけで
幸せだよ♪

こぅやって
抱き締めてるだけで…

こんな気持ち初めてで…」










前までだったら

男から
こんな言葉を聞いても
信じれなかった陽菜が…





今では

拓真の言葉が素直に信じれる…。





前よりも少しずつ……



拓真の事を好きになってる
自分に気付いた…。















タクシ
「陽菜…眠くない?
少し寝ようか♪」





―――…ヒョィ





陽菜を抱き上げベッドまで行き

2人でベッドに入ると
拓真は腕を伸ばしながら





タクシ
「陽菜、おいで♪」





拓真の腕の中に潜り込むと…

優しく
髪を撫でて貰いながら
眠りについた…。



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