天神学園高等部の奇怪な面々Ⅲ
思わず尻餅をつく葉也。

その姿を見て、男達は挑発的に嘲笑う。

「よ、葉也!大丈夫っ?」

彼に駆け寄ろうとするも、きょうこはまたも男達に腕を掴まれる。

「放して!放しなさいよ!」

勿論彼女の言い分など聞き入れる気はない。

「ヘタレのニイチャン達なんて放っておいて、俺らと楽しもうや!なぁ?」

馴れ馴れしく体に触れる男達。

嫌悪感に鳥肌が立つ。

…その様子を見ながら、葉也はゆっくりと立ち上がった。

「…先に手を出したのはお前達だからな…?」

「あぁん?何小せぇ声でブツブツ…」

男達の一人が言いかけた瞬間!

「!!!!!」

葉也の日本刀の刺突が、男の腹を突いて吹っ飛ばした!

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