《完》蜜恋☆LOVERS 〜幼なじみは独裁者!?〜
「……陸と一緒にいたい
からに決まってるじゃん。

陸のいない中学がどんだけ
つまんなかったか。

陸がいなきゃ、あたしは――」



『好き』とは言わないけど。



だけど言わなくても、
これってほとんど告白だな。



話しながら、頭の中では
そんなことを考えてた。



……今の陸に言ったって、
とても届くとは思えないのに。


まさか陸に、こんな切ない
告白をすることになる
とはね……。



「だから……

どんだけ冷たくされても、
ここにいるよ。

帰ったら――あたしも昔の
陸を忘れたのと、同じ
ことになるから」


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