《完》蜜恋☆LOVERS 〜幼なじみは独裁者!?〜
管理人を通して呼び出すと
藤枝さんはすぐに出てきて
くれて、あたしは玄関先で
しばらく彼女と話す。



「そう……。
全部、わかったんだ」



おばさんから聞いたことを
話すと、彼女は薄く笑って
そう言った。



「それで? あなたは
どうしたい?」



「陸に会いたいんです。

会って、話をして――
そしてこんなこと、
やめさせます」



決意を込めてキッパリと
告げるあたし。



藤枝さんは目を見張った後、
『できるの?』って聞いて
きたけど。


_
< 343 / 463 >

この作品をシェア

pagetop