《完》蜜恋☆LOVERS 〜幼なじみは独裁者!?〜
「だから、できることなら
今回の決議も無効にしてほしい。

今さら無茶言ってるって、
わかってるけど――」



「ホントに無茶だよ。

そんなことはできるわけない」



ピシャリと言い切って、
会長は大きなため息をついた。



「事情がどうあれ、全校
生徒が悩んで入れてくれた
票をムダにはできないよ。

結果がどうだったとしても
決議は遂行するべきだ」



「でも、もし不信任が
通ってたら――」



「……その時はその時だよ。

僕も、ちょうど今からその
結果を聞こうとしてる時だった」


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