《完》蜜恋☆LOVERS 〜幼なじみは独裁者!?〜
「そうなんですか。

――ご丁寧にありがとう
ございます」



陸が深く頭を下げてお礼を
言った。



学園長はいやいやと手を振って、



「こちらにも謝らないと
いけないことはあるからな。

お互い様だ」



「……………」



陸は返す言葉に迷った
みたいで、ただ黙って
もう一度頭を下げる。



でも再び学園長を見た時の
顔は、穏やかにほほ笑んでた。




――それからしばらく
おばさんを激励したり
普通の会話をして、
お見舞いは終わった。


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