《完》蜜恋☆LOVERS 〜幼なじみは独裁者!?〜
全員で病室を出て正面玄関
まで移動する帰り道、
会長が陸に声をかける。
「手術うまくいくといいね、
桐島君」
「大丈夫ですよ。
最近じゃもうそれほど
難しい手術でもないそうだから」
「そうか。
お母様が元気になられたら――
本当にこれで、万事解決だ。
僕も成功を祈ってるよ」
「……ありがとうございます」
そんな会話を交わす二人を
あたしはいつの間にか
ボーッと眺めちゃってる。
(なんか不思議。
あたしが入学した頃は天敵
みたいにいがみ合ってた
二人が、こんなふうに
話してるなんて)
_
まで移動する帰り道、
会長が陸に声をかける。
「手術うまくいくといいね、
桐島君」
「大丈夫ですよ。
最近じゃもうそれほど
難しい手術でもないそうだから」
「そうか。
お母様が元気になられたら――
本当にこれで、万事解決だ。
僕も成功を祈ってるよ」
「……ありがとうございます」
そんな会話を交わす二人を
あたしはいつの間にか
ボーッと眺めちゃってる。
(なんか不思議。
あたしが入学した頃は天敵
みたいにいがみ合ってた
二人が、こんなふうに
話してるなんて)
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