大好きな君へ

気がつくと、真っ白な世界にいた


『ん?ここどこ……もしかして、夢のなかだったりして』


《そのとおり!!》


いきなり誰かのこえがした


でも、このこえ聞いたことある……


たしか──────








あっ!!


『あなたは!!私に声のだしかたを思い出させてくれた人!!』


すると、どこからともなく一人の少女が現れた


そのこは、長い青色の髪にのスカイブルーの瞳の、何だか神聖な感じの子だった


『あなたの名前は?』


すると、少女はニッコリ笑った


《私は、ウタ♪あなたは千奈ね♪》


『何で私の名前をしってるの?』


すると、またニッコリした

《だって、神様だもん♪私は時を統べる神様、時神ウタ》


何かすごい人だなぁ……



すると、今度は真剣な顔になった

《実は、あなたに謝らなくちゃいけないことかまあるの》


『何?』

《実は、あなたがこの時代にきてしまったのは私のせいなの……》


やっぱり……


ウタが出てきた時点で予想はついてたよ


《実は、千奈のお父さんに頼まれちゃっててね……》

『お父さんに?』


何で?と聞こうとするまえにウタが口を開いた


《あなたに父親らしいこと出来ないで、辛い思いをさせてしまったから、この時代で、大切な事をまなんで欲しかったんだって》


『そっか……ウタ、お父さんに、私は大切な事を皆に教えてもらったよって伝えてくれない?』


すると、ウタは優しく微笑んだ


《ええ、わかったわ♪あと……》


そして、また真剣な顔になった


《力を使い過ぎないようにね?あんまり使うと、あなたが消えてしまうから》


『へ?それって…』


私が聞こうとすると辺りが眩しくなった



《そろそろ朝がきるわ……じゃあ、またあうひまで…》



そして、辺り一面が光で多い尽くされた─────────


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