大好きな君へ
◇◆side佐之助◇◆

総司達がいなくなってお将ちゃんと二人きり

すると、お将ちゃんがこっちをみて笑った


「そんなに緊張せんでも〜そや、原田はん、何か面白い話きかせてくれへん?」

ま、ま、まさかの、お将ちゃんから話してくれた


「も、もちろんだぜ!!」


それから、俺は色んな話をした

その間、お将ちゃんは可笑しそうに話を聞いてくれた



「おっと、もぅこんな時間だ……じゃあお将ちゃん、またな」

俺は、金を払って店を出ようとすると

「佐之はん」

とお将ちゃんに呼び止められた


こ、こ、これは

まさかの?



お将ちゃんはモジモジとはずかしそうに

「あのぉ……佐之さん面白いかて……またきてください」

と言った



な、な、なんて可愛いんだお将ちゃん


俺は満面の笑みで

「当たり前だろ!!」


と言って店をでた



「だあああああああー!!」

俺は嬉しすぎて叫びながら走って屯所まで帰った


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