大好きな君へ
大好きな皆へ
俺は暫く泣いたあと、ホドホドと、一人虚しく屯所に帰った


屯所に着くとなにも言わずただ部屋に向かって廊下を歩いた


すると、前から佐之さんとぱっつぁんがきた


「平助、ちぃはどした?」


なにも知らないで聞く佐之さんを、殺意のこもった目で睨んだ


「っ……」


佐之さんは声も出ないようだ


すると、ぱっつぁんが真剣な顔で聞いてきた


「平助、ちぃはどうした」


俺は色の無いめでぱっつぁんをみた


「き…えた……」


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