大好きな君へ
「ふはりほも、ほっほはべてふださいよ」
(二人とも、もっと食べてくださいよ)

「総司、一体いつまで食べるんだ?」

そう、沖田さんはこれで団子おかわり40回目

平助君が呆れるのも無理がない


それから沖田さんは10回おかわりし、やっと甘味処をでた


外は夕日で、真っ赤に染まっていた


「もう夕方だな……早く帰らないと土方さんに怒られる!!」

平助君がいうと沖田さんが

「よし!!走りましょう」


と言って、私の手を



ぎゅっ



と握ってはしりだした


「あああー!!総司だけずるい!!」


と平助君が言って、沖田さんと反対側の手を



ぎゅっ



と握った



『///////////』





私達は、そのまま屯所まで走り続けた―――


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