あの窓の向こう側

違った景色

あれから数日経って、私の体調はすっかり良くなっていた。でもやっぱり外に出るのはまだ心配で、波流君とは病室で話をしたり、波流君の昔話を聞いたりしていた。

以前は波流君が私の病室に一方的に来てくれていたけど、最近では私が波流君の病室に行ったり、病院内の違う場所で話をしたりすることが多くなった。

そのおかげで私は波流君の他にも友達ができた。まぁ、波流君と一緒だから友達ができたのかもしれないけれど。

同年代の友達と話をする時間は本当に楽しくて、私の世界をさらに広くしてくれたと思う。

いつの間にかいつも集まるメンバー、通称いつメンができていた。
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