見せかけのヤンキー彼氏君
「!?」


「君…」


金髪でいかにもチャラそうな男が私に話しかけて来た。


「君…その金のネックレス…いいね~」


男は私が身に付けていたお母さんから借りた金のハート型のネックレスに興味を示した。



「高値で買ってあげるから…お兄さんに売って」


「えっ!?コレはお母さんのネックレスで…」



「お母さんには失くしたって言えばいいじゃん…マジで高値で買うから…ねっ」



執拗に男は私に迫る。



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