君星
君と美緒さん



――――――――――――



「なっにそれーーっ!!」



悲鳴のような、



怒りのような、



梢ちゃんの声。




「声がでかいよっ」



「そんなのどーでもいいのよっ」




本当にこの人は…



周りをもうちょっと気にしないか。




「まじありえないからっ!何処のどいつよ!!」




梢ちゃんがものっすごい怒ってる理由。




それは、紛れもなく昨日の事。




隠してるのも嫌だったから



梢ちゃんに伝えたんだ。





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