スクランブルLOVE
プロローグ



人気のない朝の
スクランブル交差点



ビルの間から
思い思いの方向から差し込む
朝1番の光は
交差点に集まっている



汚れのないような
まだ透き通った渋谷の空間



そんな光の雑踏の中に
一人立っている僕



今日も誰かが
巡り会っているのだろうか…



そんなことを
感じながら…



僕は青信号を足早に渡った




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