たった一人の君へ〜二人の運命〜
「お前本気か?成績だって悪くないのに」




「うん」


今はあの家から早く出て自立したい





「とりあえず、親とも話合って、もう少し考えろ」





話し合ってって、普通の会話だってしないのに、できるわけないじゃん




「もう決めてるし」




「だからもう一回考え直せ」



しつこいなぁ



「わかった。でも次も同じ答えだったら、それでいいよね?」



「わかったわかった」



先生は呆れた顔していた



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