天然な女の仔×クールで無口な男の仔の物語 〜前編〜

雪柳総合病院

【密歌side】

なんでまた明日?

会う予定なんてなかったけどっていうか逢ったの初めてだけど...

私は、翔流が最後に残した言葉を考えながら空気の抜けたサッカーボールを見つめてた。





考えてるとパトカーのサイレンの音が聞こえた。

あ〜そっか。

さっきのサラリーマンらしい人が警察に通報したんだった。

ぞろぞろと警察官がパトカー、車から降りてきた。

「大丈夫ですか?」

と警察官が真城さんに話しかけてた。

「は、はい。大丈夫です。」

あれ?

さっきまで真城さんと一緒に居た篤夜は?

居た!!

真城さんからちょっと離れたところに電話してる篤夜がいた。

電話の相手は、多分パパだ。

このことを報告してるんだ。






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