天然な女の仔×クールで無口な男の仔の物語 〜前編〜

忠告 part1

【密歌side】

「密歌〜、そろそろ行くぞ〜。」

「今行く〜」

今日からみんなで登校。

楽しみだな〜

毎日、会えるわけじゃないからな〜。

でも、今日から一緒に登校するから毎日会える!!

やった。



バタバタバタ

「「遅いよ、密姉。」」

「ごめんごめん。」

急いで玄関に来たら、頬を膨らませていた結李架と亜李架がいた。

頬を膨らませても可愛いだけなのに・・・

「じゃあ、みんな揃ってることだし行きましょうか。」

「みんな、忘れ物ない?」

「大丈夫だよ。」

ママが心配そうな顔で言った。

私は、それを吹き飛ばすかの如く笑顔で言った。

「ないみたいね。今日も元気にいってらっしゃい。」

「「「「「お坊ちゃま、お嬢様、いってらっしゃいませ。」」」」」

メイドたちと執事たちは、私たちに頭を下げて言った。

「「「「「行ってきます!!」」」」」

「密歌。」

玄関を出ようとしたらパパに呼ばれて立ち止った。


< 190 / 278 >

この作品をシェア

pagetop