さよなら、ブラック




そして、その傷からじんわりと血がにじみ出た。




「ごめん…」




彼の頬に手を伸ばそうとした、その時。




彼は表情ひとつ変えないで、わたしの上に乗り、もう一度抑えつけた。




さっきよりも、もっと強い力で。



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