さよなら、ブラック




涙が止まらなかった。




わたしはこんなに大切にされているのに。




……。




このままじゃ、いけない。




歩を悲しませたくない。




だけど。




話すのが、怖い。




時計の秒針が進む音だけが、部屋の中で響いていた。







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