さよなら、ブラック




「さ、行こ」




嬉しそうにわたしの手を取って、歩き出す。




大きな水槽を優雅に泳ぐ魚の群れ。




暗闇にひっそりと姿を隠しているグロテスクな深海魚。




華やかにジャンプするイルカ。




どれもわたしをわくわくさせてくれる。




だけど、隣りで目をきらきらさせながら、楽しそうに水槽をのぞいている歩を見ているのが、一番おもしろかった。



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