歌姫はギタリストに恋をした゚*。㊦
紅は私の頬に、自分の頬をスリスリとすりつける。






「sAra.サイコーだぜ!慶にも見せてやりてーなっ」


健二がニヒッと笑う。







「来年はもっと頑張らないと…」

「ハハ。sAra.ってば、もう来年の話〜?」

「お前は本当頑張り屋だな。少し休めよ…」



健二が私の肩に手を置いた。







「そうかもしれないけど…ライブが終わるたび、いつも思うんだ。今年より来年はもっといいライブしたいって。」



どんどん欲が出るんだよね。

これは多分職業病だ。







「もう3時…sAra.はこれからの予定は?」




紅がストレッチをしながら言った。





「うーん…どうしようかな」

「慶のお見舞いは?」

「明日行こうと思ってる。今日はもう遅いから…」

「そっか…」







コンコン




すると、楽屋のドアを叩く音がする。
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