レモン色
「私、ここ誕生日!」
カレンダーを指差して言った。

「おめでとう」
森山先生はその言葉と笑顔を残し、職員室に帰っていった。

「やったじゃん」
亜希が嬉しそうに私に言った。
私はニヤニヤが止まらない。

亜希に、色んなことを話ながら掃除をした。
冬休みにあったこと‥亜希はずっと好きだった人とうまく行ったようだった。
私は、すごく嬉しかった。

亜希が照れたように笑いながら
「2月はバレンタインだよ」
と言って私に思いを含め笑い顔を見せた。

「‥あげて良いかな?」
私は心配でしかたなかった。
嫌がられないか、困らせないか。

「貰って嬉しくない男なんかおらん!」
中学のときに仲良しだった、クラスの男子と同じことを言った。
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