手の届く距離で

第4節.1組

「ちえ〜〜〜っ!」
「今日の帰り’みはる‘寄ってこぅ!!」
「今メッチャ甘いの食べたい気分!!」


「アキちゃんの場合いつもでしょ〜〜〜。」
「まあ私も変わんないけどね(笑)」
「何も無いから別にいいよ。」

「そう思ったら今からお腹が空いて来た〜〜〜!!」
「そういうことは帰りに言ってよね!!」
「アキちゃんと居るとホント調子狂うんだけど!(笑)」


「今から午後の授業中も考えてるのがいいんじゃない!」


「イヤイヤ、授業中は授業に集中しよ〜よ(笑」


千恵はガリ勉と言うわけでは無かったが、マジメに授業は受ける方だった。

当然そんな授業風景を見ていたわけでは無いが、少なくとも授業の大半を寝て過ごしていたオレと同様のタイプでは無かった。


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