幸せの明日
久しぶりにお母さんの料理を食べた気がした。
アタシは黙って、お母さんの作ったご飯を口に運ぶ。


「あのね…恵?お母さん、ちゃんと恵と話し合いたいの…」
お母さんはいきなり真剣な顔をしてアタシを見つめた。
「……」
「ねぇ恵…お願い…」
アタシは食事を止めて椅子から立った。
「心配しないで…お母さん」
アタシは頬笑んで二階に上がった。
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