繋ぐ



手を伸ばしても
掴むことができない。



私は夜のベランダでひとり、真っ暗な闇に向かってしゃぼんだまを吹く。



黒に浮かぶ
虹色。



私の涙も虹色だったらいいのに。



透明が私を襲う。




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