あたしは、キミに恋をしました
「晴輝様よー!!」

「「「「キャーーーーーーーーー!!」」」」

わぁ・・・また来た・・・。

さすがにウザいよなぁ。

「うっせーんだよ。うせろ」

え?いいの?

そう言ってツカツカ行ってしまった。

『ちょ、晴輝!待って・・・・』

そのとき、あたしは気が付かなかった。あたしの前に、足が出されたことを・・・。

『うぎゃっ?!』

・・・・。

目の前には地面。だけど、1メートルは離れている。

お腹には少し硬めの腕が1本。

そして、斜め上を見上げると、晴輝。

・・・・あたし、どうしたんだ?

「あ・・・晴輝様・・・・」

ゲゲ・・・・なんか、嫌~な雰囲気なんですけど・・・。

「あ?俺がどうしたかはいいんだよ。蜜柑、どうすんだよ」

「「「「・・・・」」」」

みんな、黙っちゃったよぅ・・・・。

「どう責任とるかって言ってんだよ!!!」

ぎょ?!

だーかーらー・・・・

『もう、いいってば・・・・』

「お前は黙ってろ」

はぃ~・・・?

あたしは部外者とでも言いたいのでしょうか~ぁ?あたしは、あくまでも被害者なんですよ~ぉ?

「やった奴出てこい」

まさか出てこない

「はい・・・俺です・・・・」

出てきたーぁ!!!!

「てめぇ、なにしたかわかってんだろーなぁ?」

「お、俺・・・・・」

俺・・・なに?





「お、俺・・・蜜柑ちゃんが好きなんです!!」









< 86 / 89 >

この作品をシェア

pagetop