ブルックリンの亡霊
告白
キュリー達が向かったのは、ミス・カレンの部屋ではなく、校長室だった。


メープルは不審そうに尋ねた。


「こっちは校長室だけど」


「そのとおり。


これから校長に直接お話をうかがいたいと思ってね」



キュリーは校長室に着くと、いきなりドアを開け、間髪入れずにこうたずねた。


「あなた、マフィアとつながってましたね?」


校長は状況を理解すると、観念したように話しはじめた。
< 17 / 20 >

この作品をシェア

pagetop