銀色の龍と蝶と妖精
陽side
叩いてしまった・・・・
叩いた手は少し濡れていた
多分、月歌の涙だろう
俺は手をグウに握った
「そんな事言うんじゃねぇよ」
驚くほど低い声が出た
「お前は確かに辛いと思うよ
でもさぁ、知らなければよかっただ?
ふざけんじゃねーよ!
生きてりゃなぁ
誰だって辛い事もあるし
逃げ出したいこともあるんだよッ」
「陽!やめなよ!!」
瑠衣が大きな声で言う
「そっか
生きてるから苦しくて辛くて
心が痛いんだ・・・・」