片腕の彼に恋しちゃいました。
「マキ、いつまで入院なの?」



〈いつまでっていうか、
どうせ親父の病院だし、
リハビリ終わるまで
ずっといようかなって思ってる。
その方が楽だし、安心だしな。〉



「そうだね。
リハビリ終わるまで、
私達も来るから。
ね、峻稀。」



『おぉ。何か必要な物とかあったら言えよ。
買ってくっから。』



〈うん!〉



〈俺らにも頼れよ!
いつでも飛んで来るから!〉



〈さんきゅ、優太、公矢。〉



「マキ、外出はできないの?」



〈ん〜…いいんじゃない?
頼めばおっけーしてくれると思うよ。〉



「じゃあ、五人でどっか遊びに行こーよ!
動物園とかは!?」



『いいんじゃね?』



「よし、じゃあ動物園決定!
私、お父さんに頼んでみるね!」



〈もう決定?いいけど。
てか、今冬だから寒くない?〉



「そっか…。マキ、寒いよね。
じゃあじゃあ、水族館は?
室内だし、寒くないよ!」



〈いいかも!〉



「じゃあ、マキの賛成もあったところで、
水族館に決定!」
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