片腕の彼に恋しちゃいました。
「峻稀となら…キスしたい/。」



『はぁ…。
そういうこと言われると
止まんなくなるんだけど。』



「んッ………。」



峻稀と私の唇が重なった。



「…ふッ……ん…。
峻…稀……や…だ………。
峻稀……離し…て。」



『………。』



峻稀は私を離して、玄関を出た。



「…はぁ。」



あんなキスされると思ってなかった…。



やだって言っちゃったし…。



峻稀、怒っちゃったかな……。



私は玄関を開けて、外を見た。



峻稀は、下でタバコを吸っていた。



「峻稀?怒ってる?」



『怒ってねーよ。悪かったな。』



「ううん。」
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