3週間の激恋
ホント、恥ずかしい・・・。


こんなんじゃ、いつ先生にバレるかわかんなないよ。


アレ?っていうか、もうバレてるかも・・・。


そんなことを考えてると、先生の話はすぐ終わった。


委員長の挨拶が終わると、あたしはすぐに集金を3つ片手に菊池先生のトコまで走った。


「はい、先生。」

「あぁ。あ、コレ書いて。」

「えー。かかんでも分かるやろ?」

「ダメ。」

「分かった、分かった!書く書く!」


先生とそう話していると、横に戸川先生がっ!


一緒にいた望たちも「先生に借りよー」とか言って、面白がってる。


あたしは、恥ずかしくて佐奈に「佐奈、ペン貸して」そう言った。


すると、望たちが「えぇー、キムー。」


その言葉に、勇気を振り絞って・・・。


「先生!ペン貸して、ペン!」

「ペン?」


先生は急な頼みにそうとう混乱してた。


「黒がいい!黒!」


そう、言ってせかすと先生がペンを渡してくれた。


「ありがと!」


あたしは一言そう言って、封筒に記入をして、先生にペンを返した。


「ありがと、先生!」


そう言って、菊池先生のところまで走った。


そうとう、嬉しかった。


まさか、貸してくれると思わなかったから。


自分で頼んだことだけど、自分でビックリしてる・・・。


こんなに親切で優しい人、学校中探してもドコにもいないよー。


本当に帰らないでほしいなぁ。


ずっと、いて欲しいよ!!


こんなに親切にされたら、もっともっ好きになって、もっともっと忘れられなくなっちゃうよー!!


先生のバカー。


でも、大スキ♪


↑矛盾してることばっか。


本当に恋に病んでる。


これを「恋煩い」って言うのかな??


そして、あたしのこの恋の嵐はまだ始まりに過ぎなかったのです!



理科の時間・・・


「キム、おるよ。」

「あ、ホントや。」

「良かったなー。」

「うん。先生!」

「ん?」

「ウチ、今日頑張るけん!」

「あぁ。」
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