授けられた力・消えた記憶

●鍵を握る者


 「…じゃあ、早速行く?」

彼女の姿が消えたのを確認すると、マイがそう言った。

 「だが、どこを探すか…」

ルイの言うことは確かだ。
何も情報が無い以上、むやみに探しても時間の問題だ。

 「そうね…」

マイは考え込んだ。

 「!あそこならどうかしら?」

 「「?」」

心当たりがあるのだろうか。
マイはそう言い、3人に付いてこいと言う感じに手を振った。

この町の事をよく知らない3人は、マイの思った場所へと向かう事にした。

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